千葉県セーリング連盟 Chiba Sailing Federation

千葉県セーリング連盟会長挨拶                                

 

写真                                                                           千葉 滋胤   

 

 千葉県は三方を海に囲まれた房総半島に位置し、古くから漁業が盛んな土地柄です。

 また、東京湾の市川から袖ヶ浦までに広がる千葉港は、日本一二の荷揚げ高を争う日本を代表する港湾であります。そして夏は東京湾内湾や内房、外房の遠浅の海岸では多くの海水浴客で賑わってきました。

 このように千葉県はまさに海洋県でありまして、館山などでは横浜に劣らずヨットも早くから浮かんでおり、夏休みには各大学のヨット部が合宿をすることも多くありました。

 そのような中で、昭和24年には千葉県ヨット連盟が創設され、以来66年が経ちました。私は第5代会長ですが、代々の会長の意向を引き継ぎ、セーリングの普及と競技力の向上に務めて行きたいと思っております。

 千葉と館山が主な活動拠点だった当初から、銚子、勝浦、木更津、船橋、浦安、そして手賀沼も加わり、多くのセーリング拠点が増えてきました。各拠点で活動している選手が一堂に集まる県民体育大会は、セーリング競技の普及のバロメーターとして、その象徴として毎年開催されているところで、最近では銚子や館山での巡回開催も行われてきました。

 一方セーリングチーム千葉はおかげさまで、国体では五回の天皇杯優勝、4回の皇后杯優勝を勝ち得ることができ、傘下の大学ヨット部もインターカレッジで優勝、高校ヨット部もインターハイで優勝しました。また千葉県連で育った選手が各クラス別の全日本チャンピオンや世界選手権のチャンピオンになったり、アテネオリンピックでは磯辺1中出身の関選手が男子470級で見事銅メダルを獲得するに至りました。

 今後共セーリング競技の普及と選手の育成に務めてまいりますが、安全には今まで以上に細心の注意をはらい、3年半前の3.11での銚子マリーナでの津波による被災を教訓に危機管理にも努めて参りたいと思います。

 2020東京オリンピックのセーリング会場招致では稲毛ヨットハーバーも立候補致しましたが、残念ながら会場は江ノ島ヨットハーバーに決まりました。しかし、東京湾でのセーリングの普及は東京や神奈川とも同じ思いで取り組んで行かなければならない課題です。そのためオリンピックまでには稲毛でもビックな大会を開催したいと思っております。また、これにより千葉県連の競技運営の力も向上させ、2020東京の競技運営に多くの役員が派遣できるものと思います。

 今後共、千葉県セーリング連盟の活動にご理解とご協力を賜りたく、よろしくお願い申し上げます。                                  

 

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